ある意味、興味深い

児ポ法が、もしも「児童ポルノ治安維持法」という名前だったら(あり得ないし、治安じゃないけれど、仮にそうだとしたら)多分簡単に潰れてると思うんだよね。

でもその名前が「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」であって、

  • 取り締まる対象が共産主義思想でなく児童ポルノであれば;
  • 犯罪の広げ方が「目的遂行の為にする行為」でなく「児童ポルノの氾濫の原因となる単純所持」であれば;

それならば、それがやっぱり表現の自由と思想の自由の侵害であり、その法による取締りが(他国の例を見るまでもなく、治安維持法の経験から)早晩問題を引き起こすことが予測できても、許容してしまう、というのはとても興味深い。いや、立法側ではなく、我々の方が、ね。