自民党は日本をどこへ連れて行きたいのだろうか

児ポ法改正による児童ポルノの単純所持規制の自民党案がまとまったそうだ。
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/06/06/021/

仮想児童ポルノ規制が外されたという話は聞いていない。ってことは入っているってことか。

おおっと、原案通りじゃないらしいよ。詳しくはこちら→6割方は修正が実現/いよいよ正念場を迎える児童ポルノ禁止法 | 弁護士早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

しかしこれって典型的な思想統制でしょ。これができるのは、思想の自由が認められていない国家だけだと思うよ。アメリカでそうであろうが、イギリスでそうであろうが、それは関係ない。思想の自由がないってことよ。本で考えてみれば分かる。ある有害な考え方を書いた本の単純所持を禁止してみなさいよ。

それに、どこが自由民主党なのか理解に苦しむなぁ。まあ権力ってのはそういうものかも知れないが。やっぱり「全体民主党」に改名してはどうだろう。

そしてマスコミ。これが思想の自由の侵害だと言えなくて、どうして表現の自由とか主張できるんだろう。まさか自分の都合だけ? 他人の権利はどうでもいいのかな。それで社会の木鐸を名乗るのはどうかと思うぞ。

児童ポルノの拡散を止めるために、単純所持を禁止する」か。この理屈に納得する人が多い国では、思想の自由は守られようがないなぁ。

いま日本は取得と単純所持を禁じていないってことは、IT 産業やコンテンツ産業の発展に関しては他の国より有利な位置にいるわけ*1。余程の益がなければ、ひどいことが起きてる外国に追随する必要はないと思うのだが。これらの産業を停滞させて、じゃあどこにこれからの日本の活路を見出そうというんだろう。

自民党は、日本をどこに連れて行きたいんだろうねぇ。