青少年ネット規制で自民と民主が法案合意

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080603k0000m010089000c.html

法案は携帯電話会社に対し、子供がネットで有害情報を閲覧できないようにするフィルタリング(閲覧制限)サービスの提供を義務づける。パソコンメーカーには、フィルタリングソフトの組み込みを義務づける。出会い系サイトなど有害サイトに絡み、子供が事件に巻き込まれるケースが全国的に多発していることから、与野党が共同で法案を提出し、今国会で成立を図ることで実効性のある対策を目指す。ただし、罰則は設けない。

まあ普段の生活でもよくあることだけど、どうしてそっちに行っちゃうかな、という感じだ。

PCへのフィルタリングソフトの組み込み義務づけというのは、ソフトのプレインストールが前提の法案だろう。そしたらハードだけで売れなくなるし、成熟していないソフトを入れて売るのもできなくなる。これは技術開発とか新規参入を阻害しない? 市場の自由度を下げすぎない? PC は WindowsMac ぐらいしかないとか思ってない?

もひとつ。出会い系サイトが有害なんじゃなくて、出会い系サイトで悪人に出会うから問題なんでしょう。善悪の判断をするのではなくて、不特定多数の人間とネット上で出会えるサイト、というのをフィルタリングするという発想はないのかな。

善悪とか有害とかの価値判断を公権力に委ねるのはとっっっっっても危険だって歴史は教えてると思うんだが。なんだろう、この無警戒な雰囲気は。

反ネットの翼賛体制、かな。二大政党制は恐いね。