技術に無知な人間がネットを規制する法律を作るんじゃない

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インターネットサービスプロバイダーに対しては、フィルタリングサービスをオプションとして提供すること、もしくはフィルタリングソフトをダウンロードできるようにすることを義務づける。また、パソコンメーカーに対しては、子ども用のフィルタリングソフトをプリインストールすることを義務づける。

ISPだけがフィルタリングを行なえる場所ではない。パソコンメーカーだけがPCのソフトを作れるわけではない。PCだけがフィルタリングできる場所ではない。君たちはコンピュータについてもネットについても無知だ。そのことに気づけ。

このような規制は、可能なフィルタリング方法の発展を阻害するし、ISPやメーカーだけが負うべきでない責任を負わせて、技術革新を妨げる。そして結局は、日本のみんなの幸せを損なう。

電子メール送信の法規制が大幅強化 (1/2) - ITmedia エンタープライズ

経済産業省によれば、オプトイン式は米国やEU、オーストラリア、韓国などですでに導入され、プログラムを利用したメールアドレスの自動収集を禁止する国もある。

他国は関係ない。迷惑メールなど、迷惑な以上に大した害はない。

迷惑メールに対するもっとも有効な対策は、メールアドレスを変えることだ。1, 2年に一度メールアドレスを変えれば、迷惑メールなんてそんなにやってこない。引っ越しと違い、メールアドレスを変えるのは簡単だ。知人に変更を知らせ、サービスに登録しているアドレスを変え、メーリングリストに登録してあるアドレスを変えればいい。メールアドレスを複数もって、利用期間が重なるようにしておけば、メールが届かなくなることもない。私はもう十年近くそうしている。やるべきなのは、そのような変更を容易にすること。それだけやれば法規制などいらない。これは純粋に技術の問題だ。

同じメールアドレスをずっと使わなければいけないというのは、単なる思い込みだ。迷惑メールが嫌だと思うなら、メールアドレスは変えるものだと思うべきだ。

技術で解決できることに対して法規制を持ち込むと、自分が何かしようとしたときにその網にかかることになる。規制緩和という題目は何だったのか?

もう一度言う。技術を知らない人間がコンピュータやネットに関する法律を作ろうとするんじゃない。君らは全くの無知であり、必要のない規制をしようとしているだけだ。自分が無知であることを知れ。