まあ簡単に例えると

人権擁護法案は「差別」を問題にしているから正当そうに聞こえるけど、例えば「人を嫌ってはならない法案」ってのを作ろうとしてみれば分かることだよ。

人を嫌うことはよくないことだ。人を嫌うから、暴行や殺人が起きるし、嫌われた人は人間関係でつらい思いをする。あるいはある店では物を売ってくれないかも知れない。その人は、正当な理由で嫌われていないかも知れない。

だから法律を作りましょう。不当に人を嫌って商取引を拒んだりしてはなりません。不当に人を嫌うような言動をしてはいけません。誰かを嫌いにならせるようなことを、新聞に書いたり放送したりブログに書いたりしてはいけません。そういうことをするなら、愛情委員会が立ち入り検査をし、物品を留めおき、そのような言動をしないように指導します。指導に従わない人は氏名を公表しますよ。そして嫌われた人の方について訴訟を起こしますよ。

この対象が、個人でなくて集団になっただけ。

これって公権力による思想の制限だよね。違うのかな。