ただの傍観者

内田さんとこで面白い話(被害者の呪い - 内田樹の研究室)があって、それについて小飼さんが書いている(404 Blog Not Found:被害者メソッドがうまく行くための三つの条件)。

で、本題とは関係なく、言論においてタブー化しているなぁと思うのが、病気や症状についての言及。内田さんとこのコメントでいろいろやりとりがあるし、小飼さんも「統合失調症との絡みはさておき」とわざわざ断っている。

ある人が自分の病気を知られたくないというプライバシーの文脈でなく、病気一般についての話をすることにおいて、その病気をもつ誰かが見たときの気持ちや、そのことが誘発(ああ、嫌な言葉だ)し得る差別のことを話者が考えなければいけない、という雰囲気。以前に書いた、心の弱さの問題*1とか、差別の問題*2に関係するなぁ。

現代の言論統制はこのあたりから起きつつある。人権擁護法案がまさにそうだ。

私自身は、自分の病気と自分の価値は関係がないと思ってるし、病気と健康はデジタルじゃないと思ってる。が、一般的な考え方じゃないだろうなぁ。