職業人生教育

キャリア教育再論 - 内田樹の研究室

『もしほんとうの意味で学生たちに生涯にわたって労働し続けるモチベーションを賦活するような「キャリア教育」があるとすれば、それは「私の労働を喜びとする他者がいる、私からの労働の贈り物を嘉納してくれる他者がいる」という考え方を内面化することに尽くされると私は考えている。』

まさにその通りだと思う。これを押し付けがましくなく学生に伝えるには、自分でやって見せるのが一番かなぁと。

どうもうちでは、勉学の仕方も就活の支援も何でもかんでも功利主義の視点からやりがちなんだけど、教育上よくないだけじゃなく、功利主義は根元として弱いな、と感じることが多い。世の中もそういう方向性で、やっぱりよくないね、という揺り戻しが徐々に来てるように感じる。