たまにしかしない計算機管理

Mac OS X Server を Tiger から Leopard に更新した。というか、学生にやってもらった。あっさり動いたかと思いきや、ぽろぽろと不都合が出ている。

まず、ローカルにユーザのホームディレクトリが見えない。automount の関連だと思うが、Users に cd しようとすると too many levels of symbolic links と言われる。ただディレクトリに cd するだけなのに…(このあたりがとっても automount だ)。でもリモートからはちゃんとマウントできるので、とりあえず放置。

時間を取られたのは、メーリングリストが動かなくなったこと。実は2つの問題が重なっていた。ひとつ、postfix の設定がうまく移行されていなかった。ホスト名の alias の設定が引き継がれていなかったようで、mydestination であるべき宛先がそう扱われていなかった。サーバ管理 (Server Admin) で設定をし直したらうまくいった。もひとつ、Mailman が「iso-2022-jp なんて知らん」と言って、メールを脇へよけてしまう。ネットで調べたら、python が変わったせいだという話を見つけた。回避法もあったのだが(tkikuchi.net)やってみても直らなかった。これも放置だ。

さらに、ワークグループマネージャの管理者でワークグループマネージャを解錠できなくなった。ローカルの管理者でもダメ。パスワードは合っていて、管理者のチェックも入っているのに。いろいろ考えて試してみて、結局サーバ管理から Open Directory の内容を書き出して、一度スタンドアロンに切り替えてからマスターに戻し(とデータが消える!)、そこで管理者を登録できるので登録し直して、書き出した内容を読み込む、とやった。パスワードのリセットぐらいできてもいいものだが…

まっさらインストールならそれはちゃんと動くだろうが、いろいろなデータや設定を間違いなく移行できるかと考えると、やっぱり更新で何とかしたいと思う。もうちょっと頑張らねば。

こんなことをやっているので論文提出が締切ぎりぎりになってしまうのだ。まあそれでも、以前の UNIX よりは格段に管理が楽になっているけれど。ありがたいことだ。