セクハラの気持ち悪いところ

セクハラに限らず「〜ハラ」には気持ち悪いところがいくつかあるのだけれど、一番気持ち悪いところは、それが犯罪でないところだ。

犯罪なら、罪刑法定主義の要請に従って、構成要件が明らかでないといけない。しかし「〜ハラ」は犯罪ではないので、構成要件が法律に定められていない。事実上、セクハラをした上司とやらは多分会社での信用を失うにも関わらず。

だから「〜ハラ」は、誰かを恣意的に罰するのに使える。

これ、人権擁護法案も同じ。あれは犯罪にしていないから、対象となる行為の構成要件を定めていない(定められない、が本当のところだろう)。それが、都合よく誰かを罰するのに使えるわけだ。

罪刑法定主義を骨抜きにするこの枠組みが、どうも最近のさばってきているように感じる。とても気持ち悪い。