苅谷剛彦「なぜ教育論争は不毛なのか」
なぜ教育論争は不毛なのか―学力論争を超えて (中公新書ラクレ)
- 作者: 苅谷剛彦
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2003/05/10
- メディア: 新書
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読了。最初が対談で、最後が書き下ろし。このふたつが苅谷氏の活動のやや舞台裏的なところを見せている。他の部分は既出のものをまとめたもの。一冊目に読むには適していないと思われる。
最終章に述べられている、個人と自己の違い、「本当の自分」というフィクション、の部分は興味深かった。
文科省にとりあえず善意を假定するところあたりは、いつもながらよい平衡感覚だ。